コルクマット 畳に敷くとどうなる?

畳の部屋をコルクマットで簡単リフォームしたいと思っている方は多いのではないでしょうか?
特に賃貸にお住みの方であれば、畳を保護する目的でカーペットなどを敷いて対策していると思いますが、クッション性があってお手入れが簡単なコルクマットに替えようと考えている方も多いと思います。
畳の上にコルクマットを敷いたら、畳が傷まないか、カビなどが発生しないかなどと悩んでしまうこともあると思います。
コルクマットを畳の上に敷くとどうなるか、どのようにして畳の上にコルクマットを敷くといいのかをお伝えしたいと思います。
畳の特徴
まずは、畳を知るということで、畳の特徴を掴んでいきましょう。
畳の性質を知ることで最善の方法を考えることができます。
畳の材質
い草畳表
天然素材の「い草」で畳表面を覆います。
昔ながらの畳の表面素材です。
化学畳表
和紙や樹脂を、い草状に織って作られた畳表です。
着色が可能なので色調が同じにでき、日焼けはほとんどしません。
わら畳床
昔ながらの畳は、主に「稲わら」で作られています。
畳のベースとなる部分を稲わらで作られています。
稲わらを何層も積み重ねて、しっかりとした畳のベースを作っていますので、とても重量があります。
自然素材の稲わらをふんだんに使っているので、吸湿放湿性に優れ、適度なクッション性があります。
現在のマンションなどでは、わら畳床の畳は使われていません。
ポリスチレンわら畳床
ポリスチレンフォームを稲わらで挟んだ畳床です。
わら畳床のクッション性とポリスチレンフォームの断熱性をあわせ持った畳床です。
わら畳床に感触がよく似ています。
断熱性があり、とても軽いです。
築年数30年以内のお家では、ポリスチレンわら畳床が使われていることが多いです。
建材畳床
タタミボードやポリスチレンフォームなどで作られた畳床です。
人工素材なので、わら畳床より虫が付きにくく衛生的です。
わら畳床に比べて軽いものが多く、ある程度湿気に強いです。
築年数10年以内のお家で、建材畳床が使われています。
コルクマットを畳の上に敷く
畳の上に何かを敷くということは、畳にカビの発生やダニの繁殖を助長させるリスクがあります。
なぜかというと、コルクマットの裏面がEVAという人工素材で、水分の吸収・放出がしずらい材質なのです。
ですので、コルクマットの下の畳から出た湿気を閉じ込めてしまうからです。
『畳の特徴』でもお伝えしたように、畳には「稲わら」や「い草」などの天然素材が使われているため、湿気を吸収・放出して調湿するので、コルクマットを敷いてしまうと通気性が悪くなります。
建材畳床であっても、畳表が「い草」を使っていれば、同じ環境になってしまいます。
また、畳全体が人工素材でも、少しの汚れと湿気があればカビやダニが発生しますので、注意が必要です。
鉄筋コンクリートで作られたマンションなどでは、湿気が逃げにくい構造ですので、なおさら注意が必要です。
しかし、コルクマットを畳に敷いたときに、しっかりと湿気対策をすることでカビの発生やダニの繁殖を抑えることができます。
湿気対策
季節に関係なく、部屋の湿度に気をつけましょう。
いつもお部屋の風通しをよくします。
特に湿度が高くなる季節は、エアコンでの除湿や、除湿機での除湿をしましょう。
コルクマットと畳の間に、防湿シートを敷きましょう。
防湿と防虫ができるシートがあれば、こちらのほうがいいですね。
ただ、防湿シートを敷いても完全ではないので、1ヶ月に1回は畳の表面の確認をしたほうがいいでしょう。
また、数ヶ月に1度はコルクマットを全部外して、畳を乾いたタオルなどで「から拭き」をしてから掃除機がけをして清潔にしましょう。
もちろん、掃除している間は、窓を開けてお部屋の換気をします。
コルクマットを敷いたお部屋が寝室の場合、布団の下の部分は寝汗などで湿気がたまりやすいので、こまめにチェックします。
カビが発生したら
運悪くカビが畳に発生してしまったら、コルクマットを全部外して、まずは畳をよく乾燥させます。
次に、ぬるま湯にぞうきんを浸し固く絞ったら、畳の目に沿ってこすってカビをとりましょう。
よく取れないのであれば、使い古しの乾いた歯ブラシも使いながらカビ取りします。
消毒用エタノールを使ってカビ取りをしてもいいです。
その後掃除機で吸い取り、乾いたタオルやぞうきんで「から拭き」をして、扇風機などでよく乾燥させます。
心配なら、最後に消毒用エタノールのスプレーや、除菌スプレーをするといいでしょう。
そのときもよく乾燥させてください。
ダニが繁殖したら
ダニは目に見えないものが多いのですが、もしダニが繁殖して被害が出てきたら、コルクマットを全部外して乾燥させましょう。
しばらくはコルクマットを敷かずに、掃除の回数を増やし、換気をよくしましょう。
まとめ
畳の上にコルクマットを敷くということは、畳にカビの発生やダニの繁殖を助長させます。
コルクマットの裏側のEVA素材が湿気を閉じ込めてしまうからです。
畳は天然素材を使っていて、呼吸をするように湿気を吸ったり吐いたりします。
コルクマットを敷くことで湿気を閉じ込めてしまうと、カビやダニを発生させやすくしてしまいます。
湿気対策と掃除がキモになりますので、マメに畳の確認をしたほうがいいでしょう。