コルクマットでピアノ防音をお考えのあなたへ!

ピアノの防音対策としてコルクマットを敷こうとお考えの方がいらっしゃいます。たしかに、子供の足音や物を落とした音などの防音ができるので、ピアノの音も防音できるのではないかと考えてしまいます。
結論からいうと、ピアノでも電子ピアノでもコルクマットだけでは役不足です。
しかし、コルクマットと防音インシュレーターなどと併用すれば、ピアノの防音と床のイメージチェンジが同時にできるでしょう。
今回は、ピアノが発する打鍵音とペダルの音の効果的な防音方法を考えていきます。
ピアノは音色と打鍵音を出す
ピアノは、ステキな音色を奏でますが、同時に打鍵音とペダルの踏込み音も出します。電子ピアノにおいては、ヘッドホンなどで音色は消音できますが、打鍵音とペダルの踏込み音は消音できません。
それらの音は、床から建物の骨格を通じて、階下や階上や横や斜めの入居者に伝わってしまいます。
コルクマットにピアノを置く
コルクマットは、子供の足音などの軽い衝撃音を防音するのが得意なので、ピアノの打鍵音やペダルの踏込み音の防音に期待できますが、コルクマットを敷いた上に直接ピアノを置いた場合、コルクマットがへこんでしまいます。
コルクマットがへこむと、衝撃を吸収するクッション素材が潰されて防音効果がなくなってしまいます。
アップライトピアノやグランドピアノは、重量が200kg~300kgもあり、床と接地する場所が3箇所あるいは4箇所しかなく、そこにピアノの重量が集中しますので、コルクマットが潰れてしまいます。
電子ピアノにおいては、軽いもので40kgぐらい、重いもので80kgぐらいですが、電子ピアノを長時間コルクマットの上に置くと、コルクマットがへこんだり潰れたりします。
いずれにしてもコルクマットの防音効果が薄れたり、まったく防音しなくなったりします。
なぜ、防音効果がなくなってしまうかというと、【コルクマットで防音しませんか?】でもお伝えしましたが、コルクマットは、表面のコルクと裏地のEVAクッション素材で構成され、物を落としたときに、表面のコルクが面で受け止めて分散させ、裏地のEVAで衝撃を和らげます。
コルクマットが潰れてしまうと、衝撃音を吸収できなくなり防音効果がなくなってしまうのです。
電子ピアノの防音
電子ピアノの打鍵音と踏込み音を防音するには、コルクマットだけでは役不足です。コルクマットがへこんで防音性能が落ちるので、コルクマットを保護しながら防音できる「防音タイルカーペット」をコルクマットの上に敷きましょう。
50cm×50cmぐらいの大きさなので、6枚ぐらいあれば間に合いますが、イスの分も考えると1~2枚プラスしたほうがいいです。(イスの足もコルクマットをへこませるため、保護する目的です)
防音タイルカーペットをコルクマットの上に敷けば、コルクマット&タイルカーペットの2重の防音効果!と同時にコルクマットのへこみ防止ができます。
さらに、電子ピアノの足にゴム製の「防音インシュレーター」を敷くと、電子ピアノの打鍵音と踏込み音のさらなる防音ができます。
ピアノの防音
ピアノは重量がありますので、電子ピアノの防音方法ではコルクマットをへこませてしまうかもしれません。ピアノの重量を面で支える方がコルクマットを保護できます。
ですので、コルクマットの上に「防振ベース」(階下へのピアノの音漏れを軽減する敷台)を敷いて、2重の防音効果&へこみ防止をします。
さらなる防音を求めるなら、コルクマットと防振ベースの間に、「防音タイルカーペット」を敷くと安心感が増します。コルクマットの保護という意味でもタイルカーペットを敷くと重量の分散ができて安心です。
そして、ピアノの足にゴム製の「防音インシュレーター」をはめれば、ピアノの打鍵音と踏込み音の防音がしっかりできます。
防振ベースは結構な厚み(約5.2cm)があり、防音インシュレーターと防音タイルカーペットのことも合わせて考えると、イスの高さの問題が出てくることもあります。
まとめ
コルクマットは、ピアノの打鍵音などの軽い衝撃音を防音するのに期待できますが、ピアノの音色などの空気振動を防音するのは得意ではありません。
ピアノの打鍵音やペダルの踏込み音の防音には、コルクマットに防音タイルカーペットや防音インシュレーターが必要になります。
また、アップライトピアノなどでは重量があるので、防振ベースを敷いてピアノの重量を面で支えたほうがコルクマットを保護でき、防音効果にも貢献できます。
意外と忘れてしまいがちな、イスによるコルクマットのへこみも、タイルカーペットなどで対応しましょう。また、ピアノ自体が防音対策で高くなってしまうので、イスの高さも考える必要があります。